終わりのない旅——芭蕉における杜甫の受容をめぐって

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本論文は杜甫と芭蕉とのかかわりについて論じた李芒氏の「芭蕉の句と杜甫の詩」と、対立する曹元春氏『杜甫と芭蕉』の論点を分析した上で、先学の研究成果を受容しながら再検討し、杜甫と芭蕉の新しい接点を見つけようとするものである。自論を展開していく過程では、収集しえた日本の著名な先学の、貴重な成果の恩恵も受容しながら、最初に李芒氏の論点に反論を加えていく。   次に、自ら立脚する論の先を進んでおられる曹元春氏の論を整理して述べる。氏の論は非常に精緻に杜甫と芭蕉の一編一句の比較の上に成り立っているので、出典論として後学の我々が得る所非常に大きい。しかし、氏の指導者である赤羽学氏が曹元春氏の『杜甫と芭蕉』の序で、「今回の論文は、文芸精神の発現を柱としたために、杜甫並びに芭蕉の作家としての全体像の把握が希薄となってしまった」と指摘しておられる。   ゆえに、自らは曹元春氏の論を継承しながら『おくのほそ道』を座標軸に据え、時代とのかかわりからも、作品をとらえかえしながら、俯瞰的な視野に立って、芭蕉の文芸精神や人生観高揚の過程を探っていく。   最後に、芭蕉に魅せられ、この道の奥深くまで究められた先学たちが、「なぜ芭蕉に惹かれたか」を探り、私の結論の証明としたい。  
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